病院・クリニック(診療所)の方へWORK
医療施設の運営に関するご相談
スタッフ等の労務トラブル(雇用,配置転換,解雇等)への対応
たとえ一人でも労働者(従業員)を雇用している個人・法人において,労務管理,労務トラブルは頭の痛い問題です。元々労働者の保護に手厚い法律がある上に,近年の労働者の権利意識の高まりに伴い,一般的にも労務管理の難しさは増し,従業員からの権利主張(主張の適否は問いません)をきっかけとした労務トラブルは後を絶ちません。
これらに加えて,医師,看護師,技師等の有資格者の集合体である医療施設は,有資格であることのプライド,これを前提とした転職の容易性,そして従前からの人手不足が重なり合い,非常に労務管理が難しく,そして労務トラブルが多い業界です。ひとたび労務トラブルが起こった場合には,ネット上に氾濫する不正確な労働法に関する知識を使って,従業員は施設に対して様々な要求をし,また,私的または公的な機関・団体を使って,少しでも自己に有利な結果を得ようとするため,院内はかき乱され,医療従事者全員のモチベーションやパフォーマンスは下がり,施設として提供する医療サービス全体の質も大きく下がってしまいます。
当事務所は,これまで多くの病院・クリニック(診療所)の顧問を務めてまいりましたので,素早く,そして正確に問題点を把握し,医療現場の特殊性,個別性に応じた最適な対応をアドバイスいたします。従業員との間で労務トラブルの予感がした場合には,ぜひ当事務所にご相談ください。
また,当事務所では,労務トラブルの事前予防にも力を注いでおり,雇用契約書,各種誓約書,就業規則等の書式の整備(作成,改訂等)にも対応いたします。
未払診療費(医業未収金)の回収
自由診療をメインにしている医療施設だけでなく,保険医療機関としての指定を受け,保険診療の割合が多い医療施設にとっても,患者による自己負担分の支払いを確実なものとし,その回収を図ることは,企業体としての医療機関にとっても至上命題です。この患者に対する診療費等の請求権の時効期間は,3年という一般より短い期間となっていますので,当初から適切かつ迅速に対応しない限り,回収は難しくなるばかりです。患者に対する交渉によっても回収ができない場合には,やむをえず裁判,強制執行まで行わなければなりません。
当事務所では,医療施設・介護施設における債権回収の案件も数多く担当しており,豊富な知識と交渉力で,適正な法的手続にのっとって,迅速,確実に回収してまいります。未収金の回収に悩んでいらっしゃる医療施設・介護施設様は,ぜひ当事務所にご相談ください。
取引先との契約書のチェック,トラブル等の対応
医療施設,介護施設においては,薬剤卸,医療機器メーカー,リネンサプライヤー,リース会社,保険会社等,数多くの取引先との間での取引(契約)が存在し,その内容をチェックし,施設にとって適正妥当な内容であるか否かを判断することは非常に難しく,事実上放置されている場合がほとんどです。契約関係にトラブルが生じた際に,初めて契約書を確認し,その内容に呆然とされる施設が後を絶ちません。
当事務所は,10年以上にわたり医療・介護関連分野におけるリーガルサポートに携わってきた経験を生かし,契約書等の内容をチェックいたします。施設にとって有利な内容を提案し,相手方と交渉するなど,より実務に即したアドバイス,サポートが可能です。契約書等の内容にご不安を抱かれた場合には,ぜひ当事務所にご相談ください。